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No. 782:音楽の再生 組長さん (2013/05/13 15:17:00)
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劇場で使われる音楽の録音も長年行ってきている。数年前までは録音時のバランスと劇場で再生されるバランスの違いに失望する事が多々有った。
しかし、最近は大きな違和感を感じることが少なくなった。理由は劇場でのスピーカー調整手法が完成されつつあり、客席広範囲にF特性がフラットに調整されるように成ったからだ。客席センターで聴くと、スタジオモニターで聴くのと違和感がない。.微妙な音色やF特のレンジ幅などはスタジオと同じとは行かないが。音楽を聴くという本質的な所で問題は感じない。
劇場で再生される録音は、ステージ上で出演者と音が重ならないように音楽のバランスをCDなどの記録メディアとは変えてある。例えばドラムが前面に張り出してくることは先ず無い、必ず音色や音量を調整して,舞台の奥にドラムを定位させる。激しいダンスの楽曲などは別だが、基本イメージはステージ上の音場を広くし、出演者と楽器の定位がぶつからないようにしてある。再生システムがフラットに調整されると、この様な事が可能になる。
何に対しても再生の基本はF特性を可能な限りフラット調整にする事だ。フラットに調整したスピーカーでミックスダウンした音楽を、部屋の音響特性を含めて50hz~100hzでピークがあれば、ベースが手前に聞こえ、300hz~500hzに凹みあればボーカルは奥に聞こえる。左右のF特性が異なれば、センターに定位させた歌や楽器は音域により左右に動く。基本バランスは完全に壊れる。
自宅オーディオシステムをフラットに調整するのは、アキュフェーズのDG48を使うのが一番手っ取り早い。ホーン型スピーカーとドーム型スピーカーでは鳴り方が異なるし、動特性による低域のダンピングや高域の鳴りの調整は出来ないが、極端に言えば何処のメーカーのスピーカーも70%~80%は同じ音がする。如何にF特性が音色を決めているかを実感出来る。
もし、自宅のオーディオシステムの再生音に疑問があるならば、DG48等でF特性をフラットに調整してお聴きになる事を是非お勧めする。
但し、鋭い感性を持った人が優れたオーディオグッズを使えば、細密にバランスを追い込み、調整が終わった段階で“スピーカーが消える”事も度々経験している。
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